人事担当者向けキャリアセミナー実施について

先週、企業の人事やダイバーシティ推進の

ご担当者に向けたオンラインセミナーにて

登壇させていただきました。

テーマは

「ダイバーシティキャリア」

人生100年時代、ライフシフトに合わせて

多様化していく個々のキャリア。

選択肢は人それぞれです。

これじゃなきゃいけない、というものはないし、

これが正解もない。

選択肢が多いことを不安にならず、

ワクワクに繋げていただけたら・・・

組織の中でも様々な選択肢があるとよいですし、

また、一度辞めた会社を戻る、出戻りもよし、

退職した会社と外からお仕事のお付き合いをするもよい。

過去、キャリアデザイン研修を社員向けに

実施すると、辞めちゃうんじゃないか、

実施するか悩んでいる。

この研修をきっかけに、辞める人が出ないように

細心の注意を払って講義をしてください。

とご不安の声を人事担当者から

いただくことが多かったのですが、

定年延長が義務化、

社員を長期に渡って抱え込むことにむしろ

不安を感じているケースも多くなっています。

特にシニア層が、どうやってモチベーションを

下げずに頑張り続けてもらえるか。

こんなお悩みが、今回のセミナーでは

多数あがってきました。

誰でもがいずれは今の会社を辞めていきます。

いくつで辞めても、そのあと70代まで働く人生。

30代で辞めても、40代で辞めても、

60代で辞めても・・・

だから、キャリアを考えるときは、すべての人は、

今の会社の中だけのことを

考えているのでは、足りません。

それは本人だけでなく、会社の意識も同じくです。

私は、特にミドル、シニア層には強く、

もっと先のことを考えてご自身のキャリア形成を

していただきたい、今の組織で、将来につながる

無形資産を増やしてほしい、と

訴えています。

役職定年んでお給料が減って

頑張ってもこれしかもらえないなら、と

貢献度を下げてしまったり、

モチベーションダウンしていく方も

いらっしゃいますが、

（お気持ちわかりますが・・・）

目の前の損得だけでなく、もっと先の自分の未来の

ために、実績を作っておくことは大切です。

年を重ねるにつれて、体力も衰えていきます。

そんな未来も社会に貢献し必要とされ続けるためには、

今、無形資産を増やし、それを将来、

周囲のために提供できるようにしておかなくては、と

思っています。

（私も！！）

さて、キャリアを考えるために

もうひとつ大事なこと。

それは、情報です。

キャリア研修で自己理解は深まったけれど、

じゃあ、どうしたらいいの？がわからなくて。

と、個別にキャリアカウンセリングを

受けに来られる方も少なくありません。

どうしたらいいのか、のアクションは、

どんな選択肢があるのかわからなければ、

できません。

残念ながら、そのための社内外の

情報が不足している人、多いのです。

また、部下のキャリア相談に乗るべき管理職も

多岐に渡るアドバイスに向けた

知識が足りていない！！

会社外にはどんな職業や業界、選択肢があるのか、

他の部署のことを実はよく知らない・・・

だから、アドバイスが固定的になってしまい、

相談した部下はもやもや。

今の部署や会社を超えた選択肢を

知る機会を社員みんなが持っていただけたら。

外資系は、自ら外の情報を取りに行くのが

当たり前の文化ですが、日本企業は、

転職する時になって、でないと取りに行かないことが

多いようです。

外の情報を取りに行くことに罪悪感を

感じる方もいらっしゃる様子。

でも、これからは情報をちゃんと取りに行く時代、

それらの情報、転職エージェントや、

私のような外部カウンセラーがたくさん持っていますから

転職するため、ではなく、世の中の情報を知ることを

目的に、そういった機関を会社や個人が

頼るのもよいと思います。

辞めちゃうんじゃないか・・・

人事担当者は、転職エージェントなど、外の機関と

接点を持つことに不安を感じるかもしれませんが、

実は外の選択肢を知ることで、今の会社の良さが

わかって、腹をくくって頑張れる社員や、

もう少し今の会社で頑張ってから、転職を考えよう、と

気づく方など、たくさんいらっしゃいます！！