女性活躍推進に思うこと

今週は毎日、様々な企業（業界）の

管理職に向けたダイバーシティマネジメント研修

でした。

ご出席者は、どの回も全員男性。

実は、ある受講者から「女性活躍って必要あるの？」

と現状問題ないというコメントをいただいたのですが、

私としては、まず、ここに男性しかいないことが問題では・・・

と正直、思ったのですが、

でも、その方は悪気があるコメントではなく、

率直にそう思った様子です。

むしろ、子育てする女性に負荷をかけては

かわいそう、という気持ちをお持ちの方も。

今、現場は特に女性リーダーがいなくても、

回っています。

むしろ、女性が同等の仕事ではなく、

アシスタントなど雑務をしてくれていた方が

助かる！と思われている男性もいるようで。

しかし、もう少し先の未来を考えると・・・

女性に均等の機会を与えないことにより、

経験が積めない、育たない。

女性は一昔前のように、寿退社で

辞めて、専業主婦になる人は、

減っていっています。

更に、テクノロジーの進歩で、

アシスタント業務、雑務は減っていきます。

その時、経験が積めていない女性が、

むしろかわいそうなんです。

少子化も進み、採用が厳しくなる未来。

現に今も、優秀な人材は取り合いです。

社内で人材育成していかないと、

「社員がいなくて、仕事がまわりません」

「社員はいるけれど、経験ある人が少なくて

適材適所での人材活用ができていません」

という状況に。

そして、日本は良し悪しは別として、

そう簡単に人を切ることはできません。

チャンスや期待を掛けられている、と

思えば、伸びる女性はたくさんいます。

会社や上司次第です。

そんな中、昨日のゼネコンさんの管理職研修で

「現場ではよっぽど女性の方が下請けさんの

やりとりとか、現場をうまくまわしてくれるんだよ。

あれは凄いよ」とおっしゃっていた方が。

もっともっと女性が活躍している様子を

目にしていただけたら、きっと世の中は

変わっていくんだと思います。