自分の人生を自分ごとと思えない社員のサポート
キャリアカウンセラーの仕事を通して、
様々な人と出会います。
セミナーやカウンセリングを自らお申込み
いただく方は、
まさに解決したい、と思っている方。
当然、カウンセリングはお金もかかりますし、
お金をかけてでも解決しなくちゃ!!
という意識をお持ちです。
しかし、企業研修など、半ば強制的に
参加や受講をされた方は、
色んな思いがあるようです。
その中で感じたのが、人を信じているか、いないか。
信じていない人は、会社や講師が
良かれと思って熱心に関わろうとしても、
懐疑的です。
ご様子を見ていると、
どうせやっても・・・
そんなこと余計なお世話
忙しいのになんでそんなこと、しなくちゃならないの?
どうせ会社が世の中にいい顔したいんでしょ
こんな声が聞こえてくることが。
そのため、グループワークにも
一切参加しない方も。
なぜその方たちは、そのような意識なのでしょうか。
また、そういう人に対して、周囲はどんなサポートが
必要なのでしょうか。
それはまず、否定しないこと。
その方の思いは、きっと色んなことの
蓄積です。
信じられない!と懐疑的になるような出来事が
今までの人生でたくさんあったです。
だからこそ、こちらから諦めずに関わり続けること。
キャリアって誰のためでもなく、まずは自分のため。
でも、自分のためなのに、今、こうなっているのは
人のせい、周囲のせい、社会のせい。
だから、周囲の人たちが、諦めずに
関わり、ダメの烙印を押さないこと。
目の前の意識が低い、と思われる方は、
最初からそうだったわけではないかもしれません。
先日、今、やる気が起きないんです、と
カウンセリング相談された方がいましたが、
最初はやる気があった、と言っていました。
そうなんです、人には色々あります。
それは自分のせいじゃないことも。
でも、自分でなんとかしなくちゃいけない。
自分でなんとか這い上がれる人もいますが、
そうじゃない人が大半。
もし、部下やメンバーで意識が低そうな人が
いたら、そんなことを思って関わってみては
いかがでしょうか。
私は、企業研修をしている中で、関われるのは
ほんのわずかな時間。
現場で一緒に関われない
ジレンマを感じながらこの仕事をしています。