これからの集合研修
昨日は久しぶりに出張&登壇でした。
考えたら、電車に最後に乗ったのが、
3月30日。それ以降は、いかなる乗り物にも
乗っていませんでした。
電車を乗り継いで、飛行機に乗って・・・。
以前なら、毎週のように新幹線か
飛行機移動をしていたのですが、
なんだか新鮮。
この気持ち、大事にしなくちゃ、とか思いつつ。
行先は札幌でした。
そして、久しぶりのリアルな集合研修。
4月以降のカウンセリング、研修は
すべてオンラインだったので、
少しずつオンラインには慣れてきましたし、
メリットもわかってきた。
しかし一方で、集合研修はコロナアフター、
どのようにしたら効果的か。
これを考えなくてはなりません。
もう少ししたら解除されると思いますが、
まだ、グループディスカッションは、なし。
集合研修のよいところは、講義を一方的に
聴くだけでなく、
周囲の人と意見交換できるところ。
ネットワーキングのために集合研修をしている
企業も多いです。
さて、昨日の研修は、いつもよりも人数を少なめに、
席を離して、受講者同士の向き合っての会話は、
なし。
講師である私が、ひとりひとりあてて、
または手を挙げてもらって、意見を聞く、
グループディスカッションやワークは、
個人ワークに変更したので、
それぞれじっくり考えてもらい、その考えた内容を
全体発表。
受講者同士、質問したいことがあれば、
自由に質問していただきました。
慣れない状況に受講者の皆さんは
お疲れのご様子でした。
今回実施してみて感じたこと。
今、在宅勤務のオンラインミーティングに
切り替わっている日常ですが、
目の前の仕事をまわすための
コミュニケーションには慣れたが、
アイデアを出したり、
信頼関係を築いたり、
こういった、未来に向けた仕事がしづらい様子。
信頼関係は、直接会って触れあうことで
出来上がる部分が大きいそうです。
霊長類研究の第一人者、
京大総長の山極氏によると、
人間の五感はオンラインだけで
相手を信頼しないようにできているそうです。
脳だけで「つながった」と錯覚しがちですが、
本当は五感の中の触覚・臭覚・味覚が
信頼関係を築いている、とのこと。
単に個人の学びだけが目的でなく、
組織の中でのチームワークをよくすることが
前提となる研修が多い世の中、
集合研修はやるべきだと思っています。
しかし、コロナアフター、気を付けながら
その効果を発揮するためには、
どのような形がベストなのか。
案外、オンライン研修よりも、
こちらを考える方が難しい・・・。
そんな課題を持った、昨日の研修でした。
でも、よい方法はきっとある!
来週も集合研修が入っています。
良い形を模索しながら、実施したいと思います。